2022年03月02日
結婚式の流れとは?式前・挙式・披露宴の進行を確認しよう
結婚式を挙げるにあたって、当日の進行について知りたいカップルも多いのではないでしょうか。具体的な流れを知ることで、計画的に準備を進められます。ご家族や友人に説明するためにも、新郎新婦があらかじめ把握しておくことは大切です。
そこでこの記事では、結婚式の挙式と披露宴の流れや事前にしたほうがよいことなどを紹介します。おおよその進行状況が分かれば、理想の結婚式をかなえられるでしょう。
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【結婚式の流れ】確認したい予備知識
結婚式には、「挙式」と「披露宴」があります。時間や会場などの違いが分かることで、スムーズに準備できるでしょう。「挙式と披露宴を別日にする」などの調整も可能です。ここでは予備知識として、挙式と披露宴の一般的な内容を紹介します。
挙式とは
結婚式の挙式は、誓いの言葉を交わし、結婚を成立させるためのセレモニーとなります。時間は約30分です。
挙式のスタイルは、大きく分けて3つあります。一番人気のキリスト教式は教会で行われ、お子さまにフラワーガールやリングボーイをお願いできるのが魅力です。
神前式は日本特有のスタイルで、神社や結婚式会場に併設されている神殿で行われます。和装を楽しみたいカップルにぴったりです。
さらに形式にとらわれず、ガーデンや役所などゆかりのある場所で行いたいときには、人前式をおすすめします。
披露宴とは
挙式の後に行われるのが、披露宴です。披露宴とは、ご家族や親族、会社の上司や同僚、友人を招待して、今までの感謝と末永いお付き合いを伝えるパーティーを言います。
披露宴の時間は約2時間半です。一般的な会場には、結婚式の専門施設やホテル、ゲストハウスがあります。お気に入りのレストランなど、2人の思い出の場所を探して、披露宴が可能か問い合わせてみるのもおすすめです。
【結婚式の流れ】直前にすること
会場に到着したら、ヘアメイクや着付けに入ります。新婦は時間がかかるため、余裕を持って家を出るようにしましょう。
着付け後、新婦のドレス姿を新郎に見せる「ファーストミート」の演出もあります。ファーストミートをしたい場合には、時間を取れるかウエディングプランナーに聞いてみましょう。
そして当日の流れについて、司会者も含めて最終チェックをします。不明な点があれば質問し、笑顔で式に臨めるようにしましょう。前撮りや両親へのあいさつも済ませます。
【結婚式】挙式の流れ5つ
挙式は披露宴と異なり、神聖で静けさのある中で行われるセレモニーです。流れをしっかりと覚えておくことで、場の雰囲気を崩さず、スムーズに進められるでしょう。ここでは、一般的なキリスト教式の流れを紹介します。
1.新郎新婦の入場
挙式の前に、参列者が入場します。参列者の並び順は、前から両親・兄弟姉妹・親族・友人です。入って右手に新郎、左手に新婦の参列者が座ります。
牧師による開式の辞の後、新郎は先に入場し、聖壇前で新婦を待ちましょう。次に新婦の入場です。父親と一緒に入り、母親にベールダウンしてもらいます。父親とバージンロードを歩き、新郎のもとに着いたら、新郎新婦共に牧師の前まで進みましょう。
2.賛美歌斉唱・聖書朗読
新郎新婦と参列者が一緒になって、賛美歌を歌います。賛美歌をゴスペルシンガーに歌ってもらうこともおすすめです。神聖な雰囲気がより感じられるでしょう。
そして牧師が聖書にある結婚にふさわしい言葉を引用し、朗読します。新郎新婦は牧師のほうを向き、意味をかみしめながら聞いてみましょう。
3.結婚誓約・指輪交換
牧師が新郎新婦と結婚の誓約をします。一般的に「誓いの言葉」と言われているものです。牧師の問いかけに先に新郎が答え、次に新婦が答えます。当日は緊張することも考えられるため、返事を練習しておきましょう。
次に、結婚指輪を交換し合います。新郎が先に新婦の指に結婚指輪をはめて、次に新婦が新郎の指にはめるのが正しい順序です。
4.ベールアップ・ウエディングキス・結婚成立
ベールアップは、挙式の中でも特に印象深いシーンです。「遮り」を意味するベールを上げることで、2人がひとつになり共に歩んでいくことを意味します。そして誓いのキスを交わしましょう。
牧師が祈りをささげて、夫婦であることを神と参列者に宣言します。新郎新婦は、結婚証明書に署名をし、参列者に結婚成立を伝えましょう。署名は、証人もしくは牧師も行います。
5.新郎新婦退場・フラワーシャワー
新郎新婦が一緒にバージンロードを歩き、退場します。閉式の後に、参列者によるフラワーシャワーで祝福を受けるスタイルもおすすめです。さらに、参列者と一緒に風船を空に飛ばすバルーンリリースもあります。
理想を2人で話し合い、実際に取り入れられるかウエディングプランナーとあらかじめ打ち合わせしておきましょう。
【結婚式】披露宴の流れ10つ
披露宴は挙式と比べて、自由度が高く、新郎新婦の希望を取り入れやすいのが魅力です。流れは式によってさまざまありますが、おおよその内容は変わりません。やりたい演出も考えて、最終的な流れを決めてみましょう。ここでは、基本的な流れを紹介します。
1.新郎新婦入場
新郎新婦入場の前に、ゲストが着席し、司会者がゲストに対してあいさつをします。入場する際には、思い出の曲やオープニングムービーなどの演出もおすすめです。このシーンはシャッターチャンスにもなるため、一番の笑顔で入場しましょう。
入場した後は、スタッフの指示に合わせてメインテーブルまで進み、一緒に一礼をしてから着席します。
2.開会の辞・新郎新婦紹介
次に司会者による開会の辞があり、披露宴のスタートです。司会者が自身の自己紹介をしたり、出席してくれたゲストにお礼をしたりします。新郎新婦側で、内容や時間を把握しておくことも大切です。
その後、新郎新婦の紹介に入ります。出会いや出身、卒業校、仕事、趣味、両家などについてゲストに紹介することで、2人をよく知ってもらうきっかけになるでしょう。司会者に紹介してもらうパターンもあれば、新郎新婦自らが行うパターンもあります。
3.主賓あいさつ・乾杯
主賓あいさつは、新郎から新婦の順にお願いしましょう。会社の上司や学校の担任の先生などにしてもらうのが一般的です。親族中心での披露宴であれば、省略してもよいでしょう。
主賓あいさつに入るときには、新郎新婦は起立し、主賓に勧められてから座るのがマナーです。失礼のないように、2人でシミュレーションしておきましょう。そして友人などに乾杯のあいさつをお願いし、会食を始めます。
4.食事提供・ケーキ入刀
あいさつや乾杯が終わったら、食事の提供がスタートします。会社の上司や友人など日頃からお世話になっている人と、楽しくお話しし、写真撮影しながら過ごしましょう。
さらに、ケーキ入刀やファーストバイトも披露宴の見せ場です。最初の共同作業として、ウエディングケーキに新郎新婦が一緒になって入刀します。ここもシャッターチャンスにもなるため、とびきりの笑顔で楽しみましょう。
ファーストバイトは、ケーキをお互いに食べさせ合う演出です。ゲストと一体となれるよう、演出を考えてみましょう。
5.新郎新婦中座
開会後時間がたったら、お直しのために新郎新婦が中座します。お色直しに時間がかかる新婦が先に行くのが一般的です。家族や友人、恩師などにエスコートをお願いしてもらうのもよいでしょう。
中座の時間は手作りムービーを流したり、クイズをしたりすることもおすすめです。ゲストが飽きないような計画を立ててみましょう。
6.新郎新婦再入場・テーブルラウンド
お色直しをした新郎新婦が再入場します。カラードレスや和装など、雰囲気がガラッと変わるため、盛り上がる場面のひとつです。新郎新婦はゲストのテーブルをひとつひとつ回り、写真を撮ったりキャンドルサービスをしたりします。
また退場した場所から入場せず、別の形で登場するのも効果的です。ユニークな演出を考えて、ゲストをおもてなししましょう。
7.余興・祝電の紹介
式後半の目玉は、ゲストや新郎新婦による余興です。ダンスや歌、スピーチ、ゲームなどで会場を盛り上げ、親睦を深めます。ゲスト参加型の余興だと、より思い出に残るでしょう。
さらに、司会者から祝電の紹介が入ることもあります。遠方で出席できない友人などが送ってくれるお祝いです。披露宴で紹介する祝電は、あらかじめ司会者と打ち合わせておきましょう。
8.新婦からの手紙・謝辞
披露宴で一番感動的なシーンが、新婦から両親への手紙です。恥ずかしい気持ちもありますが、感謝を伝える絶好の機会のため、心を込めて読みましょう。新婦だけではなく、新郎が両親に手紙を送ることもあります。
さらに記念品や花束を渡し、生まれてからここまで育ててくれた感謝の気持ちを伝えましょう。最後に、新郎の父親や新郎自らが謝辞を述べます。
9.新郎新婦退場・閉宴の辞
感動的なシーンが終われば、披露宴もお開きです。新郎新婦が先に会場を後にします。来てくれたゲストに対して、笑顔で退場しましょう。新郎新婦と両家の両親は、お見送りの準備に入ります。
最後に司会者が閉宴の辞を述べて、ゲストの退場です。この際に結婚式当日のムービーを披露することで、ゲストに「出席してよかった」と思ってもらえる式になるでしょう。
10.お見送り
最後に新郎新婦・両家の両親が出口に並び、ゲストをお見送りします。ひとりひとりと丁寧にお話しし、来てくれた感謝を伝えましょう。
お見送りの際に、プチギフトを手渡しするのもおすすめです。プチギフトには、お菓子や日用品など、ゲスト全員に喜ばれるものを選びましょう。お見送りを終えれば、無事に披露宴も終了です。
二次会をする新郎新婦も
披露宴後に、二次会を開くカップルもいます。お互いの友人を紹介し合ったり、親睦を深めたりと、挙式・披露宴とは違った有意義な時間を送れるでしょう。
二次会は会費制が一般的です。結婚式に参加できなかった人を集めるのもよいでしょう。二次会の会場は、披露宴会場から近いなど、ゲストが行き来しやすい場所を選ぶことが大切です。
【結婚式の流れ】披露宴のポイント2つ
思い出に残る披露宴にするためには、スケジュール管理を徹底することが欠かせません。当日の進行をウエディングプランナーと入念に話し合うことで、当日になって焦ることなく自らも思う存分楽しめるでしょう。
さらに、スピーチや余興をしてもらうゲストとの打ち合わせも重要です。ここでは、披露宴でのポイントを紹介します。
【1】余裕を持ったスケジュールを組む
披露宴では、時間が押すことも十分に考えられます。実際に披露宴を終えたカップルの話を聞くと、「予定よりも時間がかかった」との声が多いのが現状です。
スムーズに進行できるように、スピーチの時間に制限を設けたり、ゲストひとりひとりとの会話を短めにしたりして対応しましょう。
また衣裳によって、お色直しの時間は大きく異なります。特にドレスから和装、和装からドレスに着替える際には、ヘアメイクも含めて時間がかかるため注意が必要です。
【2】スピーチや余興は早めにお願いする
会社の上司や友人などにスピーチを依頼する場合には、時間に余裕を持って声がけし、十分な準備期間を設けられるよう配慮しましょう。結婚式でのスピーチが初めての場合も考えられます。断られる可能性も踏まえて、しっかり対応することが大切です。
また余興についても同様に、衣裳やムービー作りに時間がかかることもあるため、余興をお願いしたいと思ったらすぐに声がけしましょう。
結婚式の流れを確認して準備を進めよう
理想の結婚式にするためには、挙式や披露宴での流れを理解することが大切です。時間が押すことも考えられるため、余裕を持って計画を立てましょう。
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