【結婚式】花嫁の手紙の例文を紹介!感動的で分かりやすい書き方を解説

【結婚式】花嫁の手紙の例文を紹介!感動的で分かりやすい書き方を解説

【結婚式】花嫁の手紙の例文を紹介!感動的で分かりやすい書き方を解説

「花嫁の手紙」は、結婚式で最も感動するシーンのひとつです。心に残る手紙を書きたいものですが、いざ書こうとすると「何から書き始めればよいのか分からない」と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、手紙の書き方の基本となるポイントを解説し、具体的な例文をいくつか紹介します。基本の構成に沿って書き進めれば、しっかりと想いが伝わるすてきな手紙が書けるでしょう。

結婚式の手紙|書き方のポイント

結婚式の手紙は花嫁から両親に贈るスペシャルなプレゼントです。単に想いをつづるのではなく、いくつかのポイントを意識しながら結婚式にふさわしい手紙を書きましょう。ここでは、手紙を書くうえで押さえておきたい基本の構成や適切な長さ、注意点をまとめて紹介します。

基本の構成に沿って書く

結婚式の手紙の構成は「書き出し」「両親とのエピソード」「将来への決意」「結び」の4つのパートに分けられます。それぞれの項目に自分の言葉を当てはめていけば、まとまりのある文章が書けるでしょう。

 

【手紙の基本構成】

  1. 書き出し
  2. エピソード
  3. 将来への決意
  4. 結び

「書き出し」は挨拶・導入にあたる部分です。あまり長くなりすぎないよう簡潔にまとめ、手紙のメインとなる「両親とのエピソード」にスムーズに進むことを意識します。

 

「両親とのエピソード」では、心が温まるような家族の思い出をつづり、オリジナリティを出しましょう。「将来への決意」では「どのような家庭を築き、どのような未来を作っていくのか」という今後の抱負を語ります。最後に「結び」で、両親やゲストへの感謝の気持ちを伝えて締めくくれば完成です。

3分~4分程度の長さが理想

本番は緊張したり泣いてしまったりして想定通りにいかない場合もありますが、理想としては3分〜4分程度の朗読時間が目安です。文字数としては600文字~800文字程度B5サイズの便箋1枚~2枚に収まるようにすると丁度よい長さになります。あまり長すぎると退屈な印象になってしまうため、伝えたいことを簡潔につづるようにしましょう。

忌み言葉を避ける

忌み言葉とは、不吉な事柄を連想させることから、結婚式や葬儀といった冠婚葬祭の場では使うのを避けたほうがよいとされる言葉です。以下に、結婚式の手紙で避けるべき言葉の例をまとめました。

・別れを連想させる言葉

終わる、壊れる、分ける、切る、破れる、ほどける、戻る、逃げる、絶える、失う、返す、帰る、放す、飽きる、嫌い、薄い、浅い、疎遠 など

・不幸を連想させる言葉

悲しむ、泣く、消える、冷める、去る、亡くなる、崩れる、落ちる、捨てる、倒れる、忘れる、消える、最後、病気、涙、四、九 など

・繰り返し(再婚)を連想させる言葉

たびたび、重ね重ね、次々、ますます、繰り返し、再び、重々、二度、二回、もう一度 など

余裕をもって書き始める

結婚式の前日になって慌てて書き始めると、想像以上に時間がかかり夜遅くまで手紙の作成に追われる可能性があります。また、書いているうちに想いがあふれて泣いてしまうと、目元が腫れた状態で結婚式当日を迎えることになるかもしれません。満足のいく手紙を完成させるには、結婚式の1週間前くらいから書き始め、2日~3日前には完成させておくのがおすすめです。

結婚式の手紙|例文を参考にしよう

ここからは、先ほど解説した基本の構成に沿って具体的な例文を紹介します。「書き出し」「両親とのエピソード」「未来への決意」「結び」を、それぞれ数パターンずつ用意しました。例文を参考にしながら自分の言葉をつづってみましょう。

1.書き出し

書き出しでは「ゲストへの断り」や「両親への呼びかけ」の文章を入れて手紙を始めるのが一般的です。「両親への呼びかけ」は、話しかけるような口調で読むと和やかな雰囲気になります。

 

 

【例文1】ゲストへの断り

皆さま、本日はご多忙のところ私たちの結婚式にご列席いただき誠にありがとうございます。私ごとではございますが、両親に手紙を書いてまいりました。この場で読ませていただくことをお許しください。

 

【例文2】両親への呼びかけ

お父さん、お母さんへ。今まで○年間本当にお世話になりました。無事にこの日を迎えられて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今まで伝えられなかった2人への想いを手紙にしたので聞いてください。

 

2.両親とのエピソード

ここでは両親との思い出を振り返ります。家族の関係性や人間性が伝わるエピソードを盛り込むと、感動的でオリジナリティのある内容に仕上がるでしょう。

 

【例文1】お母さん編

お母さん、学生の頃は反抗ばかりしてごめんね。たくさん心配をかけて困らせたけど、お母さんは私を大きな愛で包み、いつでも味方でいてくれたよね。あの頃は素直になれなかったけど、お母さんが作ってくれる料理が大好きで、毎日お弁当の時間を楽しみにしていました。

 

【例文2】お父さん編

お父さんは私が幼い頃、週末になるといつもいろいろなところに連れて行ってくれたよね。すごく楽しくて、休みの日が待ち遠しくて仕方がありませんでした。きっと仕事で疲れていたはずなのに、私のために時間を作ってくれてありがとう。

3.将来への決意

「将来への決意」は「これから幸せになるよ」「心配しないでね」という想いを伝える部分です。両親を安心させてあげられるような言葉をつづりましょう。

 

【例文1】

今日から私は○○さんと一緒に新しい生活を始めます。お父さんお母さんのいるところからは遠い場所で暮らすことになるけど、○○さんがいるから大丈夫。心配しないでね。笑いでいっぱいの家庭を作って幸せになります。

 

【例文2】

お父さんとお母さんは私の理想の夫婦です。これからは○○さんと力を合わせて、お父さんお母さんが作ってくれたような温かい家庭を築いていきます。

4.結び

感謝の気持ちや「これからもよろしくね」という想いを伝え、手紙を締めくくりましょう。義理の両親やゲストに向けたメッセージも入れると、丁寧な印象になります。

 

【例文1】両親に向けて

お父さん、お母さん、私を大切に育ててくれてありがとう。2人のもとに生まれてこられて、本当に幸せです。私はお嫁にいってしまいますが、お父さんとお母さんの娘であることに変わりはありません。これからもどうぞよろしくお願いします。

 

【例文2】義理の両親へ向けて

○○さんのお父さんお母さん、私を家族の一員として温かく迎えてくださり本当に感謝しています。まだまだ未熟な私ですが、これからも末永くよろしくお願いいたします。

 

【例文3】ゲストに向けて

会場にお集まりいただいた皆さま、本日は私たちのために駆けつけてくださり本当にありがとうございました。これからは2人で力を合わせてすてきな家庭を築いていきますので、今後もご指導のほどよろしくお願いします。

結婚式の手紙|便箋・封筒のマナー

大切な娘からの手紙は両親にとって一生の宝物になります。手紙に書く内容だけではなく、便箋や封筒にも気を使うことが大切です。ここでは、結婚式の手紙における便箋・封筒のマナーや気を付けるポイントを紹介します。

シンプルなデザインを選ぶのが基本

便箋・封筒のデザインや形状に決まりはありません。ただし、フォーマルシーンである結婚式には、シンプルで上品なものがふさわしいでしょう。

 

色味は白ベースや淡くてやさしいパステルカラーのものが人気です。花柄やレース、リボン、フェザー(羽根)モチーフなど、上品で清楚なワンポイントがあるとかわいらしい雰囲気になります。また、ディズニーのデザインや結婚指輪で有名なブランドのレターセットを使って特別感を演出するのもおすすめです。

便箋は2枚以上重ねて入れる

書きたい内容が便箋1枚に収まる場合も、白紙の便箋を後ろに重ねて2枚封筒に入れるのがマナーです。これには「三行半(江戸時代の離縁状)や果たし状など縁起の悪い手紙が1枚だから」「1枚じゃ足りないほど書きたいことがたくさんあるという気持ちを伝えるため」「1枚だと透けて裏側から読めてしまうから」など、さまざまな理由があります。一方で、弔辞は「不幸が重ならないように」という意味を込めて1枚に収めるのが基本です。

結婚式では新郎が手紙を書いてもOK

最近の結婚式では、新郎が手紙を朗読するケースも増えています。両親へ感謝の想いを伝えてもよいですし、これから人生を共にする花嫁に宛てて読む場合もあるようです。新郎が手紙を書く際も「書き出し」「エピソード」「未来への決意」「結び」という基本の流れを押さえ、文字数は600文字〜800文字程度、3分〜4分程度の長さで読み終わるよう意識しましょう。

結婚式で手紙を朗読するときのポイント

心に残る感動的な演出をするには、手紙の読み方や雰囲気の作り方にまで気を配ることが大事です。ここでは、結婚式での手紙朗読のポイントを4つ紹介します。本番をイメージしながら、ひとつずつ確認していきましょう。

冒頭でゲストに対する感謝の気持ちを一言添える

手紙の本文を読む前に、ゲストへ感謝の気持ちを述べると丁寧な印象になります。特にコロナ禍の結婚式では、不安がある中出席してくださったことに対してお礼を伝えるのがおすすめです。「会場にご列席の皆さま、新型コロナウィルスの終息が見えない中、私たちの結婚式に足を運んでくださったことを心より感謝申し上げます」といった内容を冒頭に添えるとよいでしょう。

姿勢を正して視線が下がりすぎないようにする

手紙を朗読するシーンはゲストの視線が花嫁に集中し、写真や動画を撮られることも多くなります。手紙を読むときはどうしても視線が下がりがちになるため、猫背になったり手紙で顔が隠れたりしないよう、胸を張って姿勢を正すことが大切です。ずっと手紙を見るのではなく、ときどき両親と目を合わせたりゲストの方を向いたりすることで、話しかけているような自然な雰囲気が出ます。

早口にならないよう落ち着いて読む

たくさんのゲストの前で手紙を読むと、緊張して早口になってしまうことがあります。せっかく気持ちを込めて書いたのに、焦って駆け足になってしまうと内容が伝わりにくくなるかもしれません。

 

読む前に深呼吸をして、ゆっくり丁寧に読み始めましょう。手紙はできるだけ早めに書き終えて、結婚式当日を迎えるまでに何度か朗読の練習をしておくと安心です。

 

結婚式の手紙朗読にふさわしい曲を選ぶ

結婚式ではプログラムの内容や演出の雰囲気に合わせてBGMを選曲します。手紙を朗読するシーンには、花嫁の声を邪魔しないような優しく静かな曲を選ぶのが基本です。歌詞のない音楽だけの曲やしっとりしたオルゴール曲、または歌詞が英語のバラード曲を選ぶと、ゲストが花嫁の声に集中しやすくなり、感動的なムードが高まるでしょう。

すてきな手紙を書いて感動的な結婚式にしよう

結婚式の手紙をスムーズに作成するコツは、基本の構成の流れに沿って書くことです。長さは3分~4分程度を目安とします。「忌み言葉の使用を避ける」「便箋は2枚入れる」といったマナーも押さえましょう。手紙の作成は想像以上に時間がかかる場合もあるため、なるべく早めに書き始めることが大切です。

 

結婚式場紹介サービスのブラナビ+は、天神・博多・久留米・小倉に無料相談カウンターをご用意しております。結婚式に関する疑問点や不安は、どんな小さなことでもプロのアドバイザーに相談するのがおすすめです。ゲストを感動で包む理想の結婚式作りをお手伝いいたします。