結婚式は和装も魅力的!衣裳の種類や小物・ヘアスタイルの工夫で理想の和装婚を

2022年03月07日

結婚式は和装も魅力的!衣裳の種類や小物・ヘアスタイルの工夫で理想の和装婚を

結婚式は和装も魅力的!衣裳の種類や小物・ヘアスタイルの工夫で理想の和装婚を

結婚式といえば、純白のウエディングドレスとタキシードのイメージが強いかもしれませんが、実は日本の伝統的な和装も、結婚式を挙げる方々に高い人気を集めています。和装、と一言でいっても衣裳の種類は複数あり、衣裳のデザインはもちろん、小物やヘアスタイルによっても印象を大きく変えることが可能です。

今回は、和装結婚式の魅力や衣裳の種類、小物やヘアスタイルの工夫、さらに気になる費用面についての情報まで、たっぷりお届けします。

結婚式で人気の和装!その魅力は?

まずは、和装結婚式にある3つの魅力をご紹介します。洋装はきらびやかでお姫様気分を味わえるという特徴がありますが、しとやかで大人の雰囲気を演出できる和装は、どういったよさを持っているのでしょうか。

伝統的な衣裳で日本ならではの結婚式を演出

洋装で結婚式を行うのは、日本人だけではありません。世界各地でウエディングドレスを着用しての結婚式が実施されています。一方、和装は日本の民族衣裳です。伝統的な和装を身にまとっての結婚式は、諸外国にはない良さや日本独自の文化を重んじたものになるでしょう。

 

和装の種類は複数ありますが、華やかなもの、格式の高いものなどそれぞれによさがあり、日本人らしさを引き立ててくれます。和装の魅力に惹かれ、海外の方が和装で結婚式を挙げるケースも少なくありません。

体型が出にくい

肩や腕などの露出が多いウエディングドレスは、体型がわかりやすいため、スタイルに自信がない方は着るのに抵抗がある場合もあります。また、授かり婚でタイトなドレスを着られない方や、「年齢的にドレスを着るのはちょっと…」という方もいらっしゃいますが、体型の出にくい和装は、こうした悩みを解決するのにも有効です。

 

着られるサイズのドレスを探すと数が限られてしまう、好みのものを選べないといった問題が起こりやすくなります。その点、和装なら好みのデザインのものを着られることはもちろん、体型に関する悩みを解消しつつ、美しい仕上がりになるのも特徴です。

洋装よりもバリエーションが豊富

洋装も衣裳のデザインやカラーなどで個性を発揮することができますが、パールのイヤリングやネックレス、ティアラなど、装飾品の傾向はある程度決まっています。和装は着物のデザインが豊富なことに加え、襦袢の色や帯のデザイン・結び方などでより「その人らしさ」を出しやすいです。

 

また、小物も多く髪飾りもさまざまですので、トータルで自分だけのコーディネートを楽しめるのも、魅力だといえるのではないでしょうか。

女性の結婚式の和装の種類

ここからは、結婚式の和装には具体的にどういった種類があるのかを解説します。まずは女性の和装の種類です。

 

女性の和装は大きく4種類あり、伝統的な白無垢から、成人式のイメージの強い振袖まで、着用される衣裳はその方の好みによって異なります。

白無垢

結婚式の正装であり、もっとも格式高いといわれているのが、白無垢です。着物はもちろん、小物や帯なども白一色で統一され、頭には綿帽子や角隠しをつけます。白無垢は武家社会の婚礼衣裳でしたが、戦後に一般層にも広まりました。

 

長年にわたり、多くの女性が憧れる結婚式の和装として愛される白無垢は、白の刺繍がほどこされているのも特徴です。ちなみに刺繍が金・銀など白以外のものの場合は、白無垢ではなく「白地の打掛」と呼ばれます。

色打掛

白無垢と同じくらい格式高い結婚式の正装に、色打掛があります。シンプルな美しさが特長の白無垢とは対照的に、華やかな模様で好みの色や柄のものを選べるのが魅力です。

 

色打掛の始まりも武家社会で、「美しい娘をお嫁に出したい」という思いから、婚礼衣裳は白無垢から徐々に発展し、華やかになっていきました。近年は掛下もカラーバリエーションが豊富になり、打掛とのコーディネートで個性を楽しむ方も増えています。

引き振袖

引き振袖は、成人式で着用するようなものよりも長い袖、裾に入ったふき綿が特徴的な婚礼衣裳です。白無垢や色打掛よりも着用する方が少ない傾向にあるため、和装でより個性を発揮したいという方から人気を集めています。

 

着る人にちょうどよい丈に仕立て上げられており、「花嫁だけに作られた」という特別感があるのも、引き振袖の魅力です。着用時に身体のラインが美しく見え、凛とした立ち姿を演出することもできます。

振袖を着る人も

振袖は未婚女性が着るものとされていますので、結婚式は振袖を着る最後の機会となります。古くから、お色直しなどで振袖が選ばれることも少なくありません。

 

広々とした会場でも見劣りしない華やかさを持つ振袖は、見た目はもちろん動きやすさも魅力の1つで、打掛などと比べると着用時の負担が少なくすみます。成人式の際に購入した思い出の振袖を着る方もいますし、レトロな振袖をレンタルすれば、個性的な和装花嫁を演出することもできるでしょう。

男性の結婚式の和装の種類

女性の和装は白無垢や色打掛、引き振袖、振袖と4種類ありますが、男性の和装は「黒紋付き羽織袴」と「色紋付き羽織袴」の大きく2種類です。

 

それぞれの特徴をご紹介します。

黒紋付羽織袴

シンプルな黒紋付き羽織袴は、最も格式高い紋付き袴です。対照的なカラーで品格ある白打掛とはもちろん、華やかな色打掛や引き振袖、振袖との相性も非常によく、結婚式というお祝いの場面にふさわしい衣裳だといえるでしょう。

 

背中と胸元、袖の後ろ側の計5か所に家紋が入っているのが特徴で、同様に紋が5つ入った羽織、白の羽織紐を合わせます。「和装にしたいが何を着るか迷っている」という場合には、黒の紋付き羽織袴を選べばまず間違いがありません。

色紋付羽織袴

和装をよりよく見せるなら!小物にも気を遣おう

女性同様、個性的な衣裳、色味のある衣裳で結婚式を楽しみたいという男性におすすめしたいのが、色紋付き羽織袴です。紺色やグレー、白などの落ち着いたカラーから、最近はブルーや黄色などの明るいカラー、ベージュやブラウン、グリーン、柄付きなどの個性あふれるカラーのものも増えています。

 

色紋付き羽織袴は黒紋付き羽織袴よりも格が下がるので、相手が白無垢を選んだ場合や、格式高い神社などで式を挙げる場合などには向きません。また、色を選ぶ際は花嫁衣裳とのバランスを見て、合う色を選ぶとよいでしょう。

和装結婚式では着物はもちろん、さまざまな小物も美しさを引き立ててくれるポイントになります。小物はただの装飾品ではなく、それぞれ思いや意味が込められているので、ぜひ知っておきたいところです。

 

代表的な和装小物には次のようなものがあります。

小物の名前 詳細
末広(すえひろ) 結婚式で花嫁が持つ扇子。幸せが「末広がり」に続くようにという意味が込められている。
懐剣(かいけん) 帯の左にさしてある短剣。護身用として房のついた袋に入れていた。
筥迫(はこせこ) 懐紙などを入れておく、いわゆる「化粧ポーチ」。銀の飾りつきのかんざしをさしておくのが特徴。
帯揚げ・帯締め 帯揚げは帯の上部、帯締めは帯の中心あたりに飾る紐状のもの。基本的には帯揚げと帯締めは同色にする。
抱え帯(かかえおび) 帯の下部分に巻く細い帯。もとは長い着物の裾をかかえるという用途があった。

結婚式の和装におすすめの髪型は…?

和装で結婚式を挙げる場合、どんな和装をチョイスするかだけでなく、髪型にも悩む方も多いでしょう。伝統的な和装ヘアや装飾といえば綿帽子や角隠し、文金高島田などです。

 

近年は洋装へのお色直しのことなども考慮し、日本髪だけでなく和装に似合う洋髪をチョイスする人も少なくありません。

綿帽子

綿帽子は頭部をすっぽりと覆う袋のような形のかぶりものです。白無垢にのみ合わせて着用することが可能で、他の和装の際には使用できませんので、「結婚式で綿帽子をかぶってみたい!」という方は白無垢をチョイスするようにしましょう。

 

綿帽子は挙式で着用し、披露宴では外します。伝統的かつ格式高い和装に仕上がることはもちろん、大きな綿帽子をかぶると小顔効果も期待できるのも特徴の1つです。

 

綿帽子をかぶる際の髪型は、後述する文金高島田が一般的ですが、昨今は洋髪にも合わせられる綿帽子も登場しています。

角隠し

角隠しも、綿帽子同様文金高島田に合わせて着用するものです。帯状の布を頭に巻くようにして被り、文字通り「角を隠すし、夫や嫁ぎ先に従う」という意味を持っています。

 

角隠しは白無垢、色打掛、引き振袖などさまざまな和装に合わせることが可能です。文金高島田の美しいまげや、うなじ部分、顔のりんかくなどがはっきりと見え、しとやかな印象の綿帽子とは対照的に、華やかなイメージに仕上がるでしょう。

文金高島田のかつら

文金高島田は、古来より儀式などの場で結われていた髪型です。存在感のあるまげや立体感のある前髪などが特徴的で、伝統的な和装結婚式に憧れる方は文金高島田をチョイスすることも少なくありません。

 

しかし、文金高島田を地毛で結うには、ある程度の髪の長さが必要なことはもちろん、美容師さんの技術も必要になります。また、お色直しで洋装にする場合にはヘアチェンジも大変なため、かつらが用いられるのが一般的です。

 

かつらなら安心、と思うかもしれませんが額の形や髪の色、結い方、サイズなどはかつらによって異なります。どんなかつらがあるかを確認し、必ず試着をするようにしましょう。

地毛で日本髪

肩ぐらいまでの長さがあれば、地毛でまげやびんを作ることができます。地毛ならまげの高さやボリュームなどを自由に調整できるので、自身の顔にぴったりの日本髪に仕上げることが可能です。

 

日本髪を地毛で結ってみたい、かつらはかぶるのに抵抗がある、という場合には、地毛での日本髪に挑戦してみるのもよいでしょう。また、かんざしやくし、つまみ細工などさまざまな和の髪飾りで個性を発揮できるのも、日本髪の魅力の1つだといえます。

洋髪も髪飾り1つで和装にマッチ

昨今は洋装へのお色直しを考慮し、日本髪ではなく洋髪で結婚式を行う方も少なくありません。和と洋の相性が心配という方もいるかもしれませんが、髪飾りを工夫すれば、洋髪でも和装に合った仕上がりにすることができます。

 

また、洋髪にすればモダンな雰囲気を演出することもできるので、「和」を全面に押し出すよりも現代的な仕上がりにしたい、という方におすすめです。はじめから洋髪にしておけば、お色直しの際もアレンジに困ることがないでしょう。

和装で結婚式がしたい!気になる費用は…

和装結婚式の費用相場は、神社で行う場合は5万円から20万円、披露宴や衣裳レンタル費用なども含めるとトータルで100万円から300万円ほどです。和装は支度なども大変なイメージがあり、洋装の結婚式よりも高い印象がありますが、披露宴など実施する場合はあまり変わらないといえるでしょう。

 

和装・洋装に限らず結婚式の費用は会場により異なります。「ここで結婚式がしたい」と思う式場が見つかったら直接問い合わせ、具体的な費用を聞くようにしてください。

和装結婚式をより快適に、お得に実現するなら

和装での結婚式はさまざまな魅力があり人気ですが、披露宴なども含め長時間和装で過ごしているとせっかくの晴れの日に激しく疲弊してしまう、苦しさや暑さなどから体調不良を起こしてしまうことがあります。また、洋装へのお色直しには衣裳・ヘアチェンジともに手間もかかるため、和装結婚式を挙げたくても実現が難しくなってしまうというケースも少なくありません。

 

こうした問題を解決し、費用を抑えて和装を楽しむなら、前撮りがおすすめです。和装で前撮りをし、挙式・披露宴を洋装で行えば、短時間かつ安価に和装をすることができ、撮影した写真を披露宴で多くの方に見て頂くこともできます。

 

フォトウエディングのみで結婚式を済ませる場合も、披露宴のように衣裳・ヘアチェンジの時間を気にする必要がなくゆったりとお色直しができるので、おすすめです。

和装結婚式・フォトウエディングも「ブラナビ+」で

福岡県内で、お2人のかけがえのない1日を最高のものに演出するお手伝いをさせて頂いているブラナビ+では、フォトウエディングプラン、神前式など和装を楽しめるさまざまなプランをご用意しています。

 

白無垢や色打掛、花振袖など、きらびやかな和装を豊富にご用意しており、もちろん洋装へのお色直しも可能です。リーズナブルなプランがあるのも特徴で、どのような結婚式にしたいか、お2人のご希望をお伺いし、神前挙式やフォトウエディング、和装での披露宴など、最適なプランをご提案させていただきます。

 

理想の結婚式を形にするために、スタッフ一同尽力致しますので、ぜひ公式サイトより無料相談にお申し込みください。皆様のご来店を、心よりお待ちしております。